「マンスリーマンションってのがあったな。」 博多から東京への

「マンスリーマンションってのがあったな。」 博多から東京への出向が決まったS氏はそう考えていました。この出向は現在東京で進行中のプロジェクトを補佐するためのもので、それが終わったら帰って来ることになります。だから、長くても1年以内には帰って来られるはずです。それくらいしか住まないのに、小学生の子どもを転校させたくありません。そして妻のI美には、子どもの面倒を見てもらうためこちらに残って欲しいのです。S氏は単身赴任する決意を固めて帰宅しました。

マンスリーマンションに電気シェーバーは置いてあるのでしょうか。これはさすがにありません。というのも、これを設置してしまうと、衛生の問題上、入居者が替わる度に新しい電気シェーバーを置かなければならなくなるからです。でも替わりに、安価な手動のひげそりセットなら揃っているマンスリーマンションがあります。これなら入居者が替わるごとに買い替えても、そう大した経費ではありません。結局のところ、マンスリーマンションには家具も家電も、必要なものは皆揃っていると思っていいのでしょう。

マンスリーマンションを、たとえば自分が長く滞在してみたい観光地で、頑張った自分へのご褒美として利用することもできるかもしれません。最近みつけたのですが、京都には昔の長屋を利用したマンスリーマンションがあります。一般のマンスリーマンションやビジネスホテルよりも若干高めの料金になりますが、それではどこかへ旅行するよりも安く、日常からかけ離れた空間でリフレッシュする事ができます。実は友人がこちらのマンスリーマンションを利用したそうですが、かなり快適だそうです。ホテルというよりもペンションやコテージのような感覚で、普段絶対に住めない場所で、住人気分を味わう事ができてとても気分が良いといっていました。このような特殊なマンスリーマンションでなくても、普段の自分の家とは違う空間で、リラックスして時間を過ごす事は、週末を利用してのリフレッシュに最適です。

マンスリーマンションはウィークリーマンションから発展したと言えるのですが、一つ根本的に違うところがあります。それはウィークリーマンションが、基本的にホテルに家具類を置いてあるものである一方、マンスリーマンションは基本的に、賃貸物件に家具類を置いてあるものなのです。

マンスリーマンションに関する疑問はまだまだ考えつきます。例えばマンスリーマンションの備品を壊してしまったらどうなるのでしょうか? それは明らかに故意と認められない限り、弁償責任は生じません。たいていの場合すぐに代替え品を用意してくれます。しかし壊れたのがエアコンだとどうなるのでしょう。さすがに代替え品というわけにもいきません。昼間だったらすぐに修理を手配してくれるでしょうが、それが夜だったらどうなるのでしょう。